高校生が友達関係を壊さないために心がけている“ルール”とは?

自分のちょっとした発言や行動が思いがけない誤解を生んでしまったり、友達を傷つけてしまったり…。友達関係は、ささいなことでこじれてしまうもの。
 
そうならないために、みんなはどんなことに気をつけているんだろう? そこで、渋谷の高校生(※)に、「友達とのトラブルを避けるために心がけている、自分だけの“ルール”」を教えてもらった(2015年5月/リクナビ進学調べ)。
 
 
 

■お金に関するルール

 

・「お金の貸し借りは絶対しない」(高1男子・千葉)
 
・「遊ぶときは1円単位で割り勘!」(高1女子・東京)
 
・「友達と遊ぶときだけはケチらない! そのために、普段は節約する」 
 (高2女子・愛媛)

 
 
コツコツ貯めたお小遣いやバイト代など、高校生にとってお金は大切なもの。だからこそ、貸し借りをするとギクシャクする原因になると考える人が多数。また、「ケチケチしていると誘ってもらえなくなるかも…」という不安から、お金の使い方や金銭感覚を友達に合わせるという“ルール”を持っている人も。
 
お金に関するルール
 
 

■SNSに関するルール

 

・「LINEですぐに返事できないときは、既読をつけない」(高2女子・愛媛)
 
・「冗談で送るキツい言葉には“ハート”の絵文字をつける」(高3女子・東京)
 
・「友達が写っている写真は、Twitterとかにむやみにアップしない。 
 本人は、写りが微妙だと思っているかもしれないから」(高1女子・東京)

 
 
友人関係にダイレクトに影響するSNSでのやりとりには、みんなかなり気を遣っている様子。特に、「返せないときはそもそも既読にしない」というルールを持っている人が多かった。ほかにも、絵文字やスタンプを使って冷たい印象になるのを防いだり、友達の写真の“盛れ方”まで気にしたりと、友情を壊さないための“ルール”が続々…!
 
SNSに関するルール
 
 

■恋愛に関するルール

 

・「仲の良い男友達でも、自分の友達と付き合い始めたら、2人きりで話すのは 
 やめる」(高2女子・東京)
 
・「友達の彼氏について余計なことは話さない。もし、そのコが知らない情報 
 だったら『なんでそんなこと知ってるの?』って嫉妬されちゃうから」 
 (高1女子・東京)
 
・「友達の好きな人はホメ過ぎない」(高1男子・東京)

 
 
無意識の行動が誤解を生みがちな恋愛では、「友達の彼氏・彼女や、好きな人とは仲良くしない」というルールを持っている人が多かった。また、友達の恋人をけなすのはもちろん、ホメ過ぎても「狙ってるの!?」と疑われるからダメ…なんて意見もあり、絶妙なラインを意識しながら恋バナをしている人も。「友達と好きな人がかぶったら、自分が身を引く」(高1男子・千葉)というルールもあり、恋愛より友情を大切にする高校生が目立った。
 
恋愛に関するルール
 
他にも「CDを借りたときは、それが入っていた袋も大事に保管してキレイな状態で返す」(高1女子・東京)「周りから浮かないように制服の衣替えのタイミングをみんなと合わせる」(高2女子・愛媛)など、友達とのトラブルを避けるために、みんなかなり細かい“ルール”を心に持っているみたい。
 
クラスや部活など、集団のなかにいることが多い高校生活。小さいところまで気遣うのは大変だけど、友情を壊さないためなら頑張れる…?
 
 
※28人を対象に路上で調査
(アオキユウ/short cut)