お金の使い方で、あなた自身がわかる!?

3月9日(土)から6月24日(月)まで、江東区の日本科学未来館で企画展「波瀾万丈! おかね道―あなたをうつし出す10の実験」が開催される。

 

お金の使い方に現れる人間の“クセ”を10の実験であぶり出しながら、――「おかね道(どう)」を身につける、という企画展。

 

そこでここでは、この企画展で行われる10の実験のなかから、高校生にオススメの実験のひとつを紹介してもらった。お金の使い方をもとに、みんなにどんな“クセ”があるのか、調べてみよう!

 

【実験】
お小遣いについての質問

頑張ってお手伝いをしたので、特別にお小遣いをもらえることになりました。

 

(質問1)
次のA、Bのどちらを選びますか?

A:今、1000円をもらう
B:1週間後に、1400円をもらう

 

(質問2)
では、次の場合はどうでしょう?

A:1年後に1000円をもらう
B:1年と1週間後に1400円をもらう

 

この2つの質問から、いったい何がわかるのだろうか?種明かしはこちら。

 

【回答1~4】

・タイプ1

質問1、2ともAを選んだ人
→とにかくせっかちですね!
(説明)どちらの場合も1週間待ったほうがたくさんもらえるのに、待つことができませんでした。いつも目の前の好きなことを追いかけて、計画を立てるのは苦手ではありませんか?

 

・タイプ2

質問1でA、2でBを選んだ人
→目の前の“お楽しみ”には弱いですね!

(説明)1年後なら1週間待とうと思えたのに、「今」と言われると同じ1週間が待てず、1000円をとってしまいました。先のことならガンバロウと思えるのに、目の前の“お楽しみ”には弱いのでは?

 

・タイプ3

質問1、2ともBを選んだ人
→いつも先のことまで考えていますね!
(説明)どちらの場合も1週間待って、たくさんもらえるほうを選びました。今日のことでも来年のことでも、きちんと考えて「自分にとって一番いいこと」を選べるのでは?

 

・タイプ4

質問1でB、2でAを選んだ人
→いざとなればガマン強いですね!

(説明)1年後では早くもらえるほうを選んだのに、「今」となると1週間待てました。「どうせ待てないや」と思ってはいても、いざそのときがくると、ガマンができるのでは?

 

みんなはどんな答えが出た? ちなみにこの実験を大人で調べると、タイプ2の「目の前の“お楽しみ”には弱い」が5割程度いるとのこと。

 

進学すれば、親もとを離れ、一人暮らしする人も多いはず。確かな金銭感覚は、きっとこの先も役に立つはずだ。この機会に、普段のお小遣いの使い方からを見直してみてはいかが?