「沈黙に耐えられるか」が境界線! 今どき高校生の親友像とは
クラスメイトやSNSのフォロワーなど、“友達"と呼べる人は数多くいるもの。
でも、“親友"となるとかなり限定されるのでは?
そこで、街行く女子高生に親友についてアンケート調査を実施。(※)
まず最初に、「親友は何人いますか?」と聞いてみたところ、「2〜3人」と答えた人が過半数で、親友の数が一番多い人でも「6人」という結果に。
やはりみんな、“友達"と “親友" はハッキリ区別しているみたい。 では一体、どんな相手を “親友" だと思っているのだろう?
そこで、「親友の条件」について聞いてみることに。
思ったことを口にして、話したくない時は無言!
・「沈黙が気にならないのが親友。無言でスマホをいじってても気まずくない」(高1女子・千葉)
・「友達と話す時は、オチがないと『つまんない子』って思われそうで話を盛っちゃうけど、親友には『疲れた〜』とか普通のことも話せる」(高2女子・東京)
・「用事がなくても会えるのが親友だと思う! 友達は、行き先を決めてから誘わないと『何する〜?』ってなった時の間がツライ」(高1女子・神奈川)
友達と親友の違いで多くの人が挙げていたのが、会話の内容。
沈黙が気になったり、「何話そう!?」と考えてしまう相手は、まだ“親友"とは呼べないみたい。
また、
・「親友と電話してる時、ノリで『今から遊園地行っちゃう?』って盛り上がって、いきなり行ったことがある。友達だとさすがに急には誘えない」(高1女子・千葉)
など、自分の願望を思いつきで口にできるのも、親友の大事な条件と言えそう。
プライドを捨てて悩み事を相談できる!
・「進路のことを相談できるのは親友だけ。志望校は、落ちた時に恥ずかしいから友達には言いたくない」(高2女子・神奈川)
・「親とケンカしたとか、友達とのもめ事とか、友達に言うと『暗い子』って思われそうなマイナスな内容でも、親友には相談できる」(高2女子・東京)
・「親友には、好きな人や彼氏のことを全部相談できる! でも、友達には『あの人かっこいいよね』くらいは言えるけど、『好き』とか『告ろうと思ってる』とかは絶対言わない。みんなにバラされそうで恐い」(高1女子・東京)
相談事のなかでも、「恋バナは親友にしか話さない」という人が意外にも多くてびっくり!
悩み相談だけでなく、デートの内容などのポジティブな報告も、
「ノロケだと思われそうで、友達には言いづらい」(高2女子・千葉)
とのこと。嫉妬や偏見をもたず、相手の幸せや悩みを自分のことのように受け止められるのは、親友ならではなのかも。
ツライ時こそそばにいて、一緒に乗り越えてくれる!
・「私の機嫌が悪い時でもそばにいて、『どうしたの?』と聞いてくれるのが親友。友達は、楽しい時しか近くにいない」(高3女子・千葉)
・「自分がツライ時、『助けて』って言えるかどうかが親友と友達の境界線だと思う。『今、話を聞いて欲しい』『会いたい』って、素直に頼れるのが親友」(高1女子・神奈川)
・「お互いに不満があってモヤモヤしてた気持ちを、思い切って長文LINEでぶつけ合ったら、スッキリして笑って乗り越えられた。あの時、友達から親友になれたと思う」(高1女子・千葉)
相手に伝えたらケンカになりそうなことでも、避けずにぶつかり合えるのも、大事な親友の条件。楽しい時に一緒に騒げる人は多いけど、ツライ時に一緒にいてくれる人こそが、心を許せる親友なのかもね。
ちなみに、「もしも親友と同じ人を好きになったらどうする?」という質問には、ほとんどの人が「正々堂々と闘う!」と回答。
信頼できる相手だからこそ、変に身を引いたりせずに勝負したいと思うみたい。
女子高生が考える“親友像"が浮き彫りになった今回の調査。
あなたには、親友と呼べる存在は何人いる…?
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※2015年10月/リクナビ進学調べ(渋谷の路上で女子高校生25人に調査を実施)