高校生が好きな教科は音楽、体育。重要だと思うのは国語、英語
高校では、英語、国語、地理・歴史、公民、数学、物理、生物から保健体育、美術までさまざまな教科を学ぶ。
どんな高校生でも、きっと何か一つくらいは好きな教科、興味がある教科があるはずだ。また、好き嫌いに関係なく、将来必要だと思うからしっかり勉強している教科もあるだろう。
では、みんなどんな教科が好きで、どんな教科を重要だと思っているのだろうか? 国立教育政策研究所の調査結果から、文理選択をする前の高校1年生のデータを紹介しよう。(出典:国立教育政策研究所「中学校・高等学校における理系進路選択に関する調査研究」2013年6月)
●好きな教科(高校1年生・全体) ※該当教科を「大好き」「好き」と回答した生徒の割合
1位 音楽 48%
2位 保健体育 45%
3位 生物 43%
4位 地理・歴史 40%
5位 家庭 36%
5位 美術 36%
音楽と保健体育かツートップ。主要な受験教科の英語、国語、数学などは上位に入っていない。なお、これを男女別にみると傾向がはっきりと分かれる。
●好きな教科(高校1年生・男子)
1位 保健体育 47%
2位 地理・歴史 42%
2位 数学 42%
2位 技術 42%
5位 生物 41%
●好きな教科(高校1年生・女子)
1位 音楽 63%
2位 家庭 52%
3位 生物 45%
3位 美術 45%
5位 保健体育 41%
男子に限ると数学が同率2位にランクイン。生物は男女ともに手堅い人気だ。ちなみに嫌いな教科は以下のとおり。
●嫌いな教科(高校1年生・全体) ※該当教科を「嫌い」「大嫌い」と回答した生徒の割合
1位 物理 42%
2位 外国語 37%
2位 化学 37%
物理は女子に、英語(外国語)は男子に圧倒的不人気。嫌いな教科にも男女で大きな違いがあった。次に、将来生きていくうえで重要だと思う教科のランキングをチェック。
●将来生きていくうえで重要な教科(高校1年生) ※該当教科を「とても重要だ」「重要だ」と回答した生徒の割合
1位 国語 85%
2位 外国語 83%
3位 家庭 80%
4位 公民 78%
5位 情報技術 71%
好きな教科とは打って変わった顔ぶれに。嫌いなはずの英語(外国語)が2位に入っている。全体に、実際に学んだ知識や技術を生かす場面がイメージしやすい教科が上位にきている印象だ。
さて、あなたが好きな教科、重要だと思う教科は何だろうか?