AO入試体験談!「美容系の専門学校の面接ってどんな感じ?」面接対策!
「AO入試で専門学校を受験する!」って人、多いのでは?
でも、面接はどんな雰囲気で行われるのか、どんなことを聞かれるのかは、当日行ってみないと分からないから不安…。
そこで、実際にAO入試の面接を経験した先輩に、「どんな準備をしたのか」「面接官や周りの受験生はどんな様子だったか」などを聞いてみた。
■話を聞いた先輩■
りな。美容専門学校の2年生。神奈川県に住んでいるが、将来は鹿児島でネイルやマツエク、カットまで何でも一人でできる美容師を目指している。
趣味はアクセサリー作り、カラオケ。特技は小1から高2まで習った空手。
Q.美容専門学校に通おうと思ったのはなぜ?
母の実家のある鹿児島の離島で、美容師をしているおばがいるんです。
高1のときに掃除などを手伝っていて興味をもちました。
離島だからネイルやマツエクをやる人がいなくて、美容系のサービス全部がそのお店で完結できるサロンがあればいいなと。
私、その島が大好きで、いつか住みたいと考えているので。
Q.今の学校(国際文化理容美容専門学校)はどうやって決めましたか?
高2の夏休みにいろいろな美容院を回って、美容師さんたちに自分でインタビューしておすすめの学校を聞きました。
また、10校くらいのパンフレットを集めて、資格がとれるか、課外授業が充実しているかなどの視点で見比べました。
最終的に条件が合うこと、また自分と相性が合いそうな2校に絞り、家から近いほうに決定しました。
Q.AO入試のために準備したことは?
進路の先生に5、6回面接の練習をしてもらいました。
色んな種類の面接のなか、圧迫面接をしてもらえたのが特に身になりました。
あと、質問に対する答えは、1行ごとにキーワードで覚えるなど、工夫をしました。
文章を丸暗記すると、一言でも忘れると後が出てこなくなって悲惨だったことがあるので、やめたほうがいいと思います。
髪型などの身だしなみは、ネットの記事を参考にして、スカート丈は膝くらいにして短く見えないようにするのと、ゴムでしばった髪の毛におくれ毛が出ないようにするなど、清潔さを出すことを心がけました。
あとはプレゼンがあることがわかっていたので、その準備をしました。
Q.当日の様子を教えてください
5人の受験生で学年主任、教頭先生、校長先生の3段階のグループ面接でした。聞かれたことは、志望動機や高校でがんばったことなど。
「将来の美容師像」というテーマでプレゼンを求められ、私は模造紙に大きく自分の理想を書いたものを持っていき、離島でやりたいトータルビューティのお店を目指していることをアピールしました。
表現方法は人によって違っていて、紙芝居形式にしてまとめている人もいました。
また、その日にワインディング(髪にパーマ用のロッドを巻く作業)の模擬授業をやったのは驚きました。
実技のようすが見られているかはわかりませんが、オープンキャンパスの模擬授業を何回も体験している子などは、既に慣れていたので、仕上がりに差が出て焦りました。
Q.気をつけたことは?
「はい」と返事をしてから答えること、早く受け答えすることです。
まず、質問に対して「はい」と返事すると、元気がよく見えることと、一瞬考える時間ができるため、自分の気持ちの整理をすることができます。また、早く受け答えることで、意欲的に受け取ってもらうことができるのでは、と考えました。
Q.最後に、高校生にアドバイスを
どの学校が合っているか、ちゃんと調べて、焦らず的確な選択をしよう。
もしパンフレットやオープンキャンパスだけで決めるのが不安だったら、美容師さんにうわさや卒業生のようすを聞きまくるなど、やりたいと思ったことはとことんやったほうがいいです。
私も、ゆるいといわれる学校は避けて、あえて厳しいところを選びました。
それは、美容師さんたちの生の声を聞いたからです。聞いたうえで、納得して今の学校を選ぶことができたので、学生生活もとても満足しています。
あと、最後に面接のこと。きちんと何回も練習したのに、当日はすごく緊張して、手汗、脇汗が止まらなかったので、「もう十分すぎる!」と思うくらい、練習して慣れておいたほうがいいですよ。あと、突然の汗に動揺しないよう、制汗スプレーなどを持っておくのも、安心して良いかもしれません(笑)。」
りなさんのすごいところは、現役美容師さんにインタビューをして、パンフレットも集めて、自分の視点を持ってしっかり学校選びをしたこと。
一人でいろいろなことができる美容師さんを目指すという目標があったから、それに向かってがんばれた。
そういう強い気持ちは、面接やプレゼンで絶対に伝わるはず。
みんなも目標をもって、夢を目指そう。