愛知学院大学、学生らが災害用備蓄食品を活用したレシピを考案

愛知学院大学心身科学部・健康栄養学科の森圭子教授とゼミ生15名が、東海農政局と連携して、災害用備蓄食品を使ったレシピを考案した。

 

この取り組みは、備蓄したまま賞味期限切れになることが多い災害用備蓄食品を、日常食として定期的に食べ、使った分だけ新しく買い足していくという「ローリングストック法」を推奨するとともに、各家庭の防災意識を高めることを目的として行われた。

 

考案したのは、トマトとアボカドのサケ缶和え(魚缶詰)、さば缶の春巻き(魚缶詰)、チョコサラミとティラミス(ビスケット)など。いずれのレシピも、栄養素や味はもちろん、調理過程の簡潔さ、見た目にもこだわったという。

 

9月1日「防災の日」の前日に行われた試食会では、多くの報道関係社が取材に訪れ、レシピを試食。「備蓄食品とは思えないほどおいしかった。」「家でも調理してみたい」といった声が多くあった。

 

考案した学生たちは「備蓄食材の特性を生かして、おいしいレシピができて良かった」「今回の取り組みで備蓄する大切さを知りました。多くのメディアに注目してもらったので、今回の取り組みが世の中に広まってくれたら良いと感じます」とコメント。

 

同大学と東海農政局は、今回のレシピに限らず、新しいレシピを作成してHPに公開するなど、今後も防災意識を高める活動を続けていくという。

 

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