高校生の86.5%「学校へのスマホ持ち込みが許可されている」、MMD研究所調べ
MMD研究所は、オンライン学習塾アオイゼミ(運営会社:株式会社葵)と共同で、「中高生の勉強時におけるスマートフォン利用実態調査」を実施した。
調査対象は12歳~18歳のアオイゼミを利用している男女2,721人。調査期間は2017年11月7日~11月22日。
携帯端末の所有について聞いたところ、中学生の92.5%、高校生の99.1%が携帯端末を所有していると回答した。学校へのスマホの持ち込みについては、中学生は「持ち込みが許可されている」が3.1%、「持ち込みは許可されているが、授業中は先生に預けなければいけない(休み時間は使用できる)」が2.0%、「持ち込みは許可されているが、先生に預けなければいけない(休み時間も使用できない)」が9.4%と、合わせて14.5%が持ち込みを許可されていることがわかった。
高校生では「持ち込みが許可されている」が58.6%、「持ち込みは許可されているが、授業中は先生に預けなければいけない(休み時間は使用できる)」が4.7%、「持ち込みは許可されているが、先生に預けなければいけない(休み時間も使用できない)」が23.2%と、合わせて86.5%が持ち込みを許可されていることがわかった。
スマホの持ち込みが許可されている人を対象に、学校での利用状況を聞いたところ、中学生は21.6%、高校生は64.1%が学校でスマホを利用している。学年男女別で見ると、最も利用が多かったのは「高2男子」で73.2%、次いで「高2女子」が70.0%、「高3女子」が67.4%。
スマホを使って何をしているか(複数回答可)を聞いたところ、中学生で最も多かった回答は「授業や勉強のわからない事を検索する」が27.2%、次いで「友達のノートの写真を撮る」が19.8%、「宿題など連絡事項メモする」が17.3%。高校生で最も多かった回答は「授業や勉強のわからない事を検索する」が39.4%、次いで「休み時間にSNSをチェックする」が39.1%、「黒板の写真を撮る」が37.4%となり、スマホの持ち込みが許可されている高校生とそうでない中学生では使用している事柄が異なるようだ。
ニュース情報元:MMD研究所