高校生74.7%が「スマホを使ううえで危険な目に合わないように気をつけている」

MMD研究所は、2018年1月12日~1月18日、中高生の子どもにまだ携帯電話をもたせていない親1003人と、スマートフォンを所有している高校生1040人を対象に「親と高校生のスマートフォン利用に関する意識調査」を実施した。

 

中高生の子どもにまだ携帯電話をもたせていない親を対象に、いつごろから子どもにスマートフォンをもたせてもよいと思うかを聞いたところ、「高校1年生」と回答した親が66.9%と最も多かった。

 

子どもにいずれかのタイミングでスマートフォンをもたせても良いと回答した親を対象に、子どもにスマートフォンをもたせても良いと思う理由を聞いたところ、「クラブ活動など学校の活動で遅くに帰るようになる(遅く帰るようになった)から」が36.2%と最も多く、次いで「子どもが学校に入学する(入学した)から」が34.4%、「周りの子どもがスマートフォンをもつようになったため」が27.4%だった。

 

また、スマートフォンを所有する高校生を対象に、スマートフォンを利用するうえでマナーや危険な目に合わないように普段から気をつけているか聞いたところ、「かなり気をつけている」と回答した人が21.3%、「ある程度気をつけている」と回答した人が53.5%と合わせて74.8%が「気をつけている」と回答している。

 

スマートフォンを利用するうえで普段から気をつけていることは、「SNSやメールで怪しいリンクは開かないようにしている」が63.3%と最も多く、次いで「SNS上で顔出しや、個人情報(本名など)を明かさないようにしている」が49.9%と、SNS関連で気をつけている項目が上位にあがった。

 

スマートフォンを所有する高校生を対象に、日常生活を送るうえでのスマートフォンの必要度について最大10(0:まったく必要ではない~10:かなり必要)として聞いたところ、「10」と回答した人が31.7%と最も多く、次いで「8」と回答した人が18.0%、「7」と回答した人が13.8%だった。必要度「10」の回答者の声には、
●「生活が豊かになるから」(高校1年生男子)
●「スケジュールや教室の場所など生活のほとんどがスマホに支えられているから」(高校2年生女子)
●「スマホは日常生活に欠かせない便利なものだから」(高校3年生女子)
●「連絡がすぐに取れたり、道に迷った時に地図アプリですぐに調べられたりするから」(高校3年生女子)
●「ゲームだけでなく、勉強にも使っているから」(高校2年生男子)
などがあった。

 

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