入学した大学の志望理由、トップは「偏差値(難易度)」で62.8%、ディスコ調べ

株式会社ディスコは、今春卒業予定の大学生・大学院生に対し、大学受験時にどのような進学先選びを行ったか、大学入学後の満足度はどうだったかを尋ね、就職先企業の志望度や専攻分野との関連性を調べた。

 

回答者数は761人(文系男子227人、文系女子231人、理系男子188人、理系女子115人)。調査期間は2017年12月15日~20日。調査方法はインターネット。

 

■入学した大学・学部・学科の志望順位
入学した大学・学部・学科の志望順位を見ると、全体では回答者の約半数(49.7%)が、第1志望の大学に入学している。第2志望は20.8%、第3志望は13.7%、第4志望以下の大学に入学した人は全体の15.9%だった。また、文理ともに、8割以上が志望順位の高い(第1~3志望)大学に入学している。

 

■大学生活の満足度
大学生活の満足度では、「満足度80%」の回答割合が最も高く(28.6%)、「満足度100%」は18.0%、「満足度90%」は15.1%、「満足度50%以下」は12.9%だった。満足度の平均値は76.1%で、総じて大学生活への満足度は高いようだ。また、文理によって満足度に大きな差は見られない。

 

「満足度100%」の理由には、『自分の学びたかったことについて学ぶことができた。尊敬する教授や友人に出会えた。』(文系男子)や、『学びたいことに打ち込むことができ、就職先にもおおむね満足している。』(理系男子)などがあった。

 

「満足度50%以下」の理由には、『専攻分野とはまったく異なる業界に就職することを決め、大学での学びに意味がなかったように感じている。』(文系女子)や、『学部卒ではあまり就職に強くない学科で、就職活動に対するサポートもほとんどなかった。』(理系男子)などがあった。

 

■入学した大学・学部・学科の志望理由
入学した大学・学部・学科の志望理由で最も多かったのは「偏差値(難易度)」で62.8%。次いで「学べる内容・目指せる資格」52.6%。文理の差が大きい項目は「学校の知名度」と「学べる内容・目指せる資格」。「学校の知名度」は文系のほうが7.4ポイント高い(文系43.4%、理系36.0%)。「学べる内容・目指せる資格」は理系のほうが7.0ポイント高い(文系49.8%、理系56.8%)。

 

■就職活動で最も有利だと思う学部・学科
学生が就職に有利だと思う学部・学科の1位は「(理系)機械・電気電子系」(31.3%)。次いで「(文系)ビジネス系(経済・経営・法など)」が続く(27.6%)。文理別に見ると、文系学生が最も多く選んだのは「(文系)ビジネス系」(41.0%)、以降は理系の系統が続く。理系学生は「(理系)機械・電気電子系」が圧倒的に多い(45.2%)。全体的に理系の学部系統のほうが就職に有利だと感じている結果となった。

 

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